ajiataikan001
67/128

首山//首山//首山は遼陽の南方約六キロの所に在る、高さ七十メートル許りの丘陵に過ぎないが、平野の中に獨立してゐて遼陽城を瞰呼し、之を守るにも攻むるにも極めて重要なる地位に在る、日露の役には露のシタケツベリグ中將が三箇軍團を率ゐて此の高地を死守したが、我奥軍は猛擊三日にして之を占領した、丘上には千古の紀念として狼煙臺が建てられてあり山下には草樹姿を競ひ、亦溪水聲あり風趣に富む、寫眞は山腹の古刹たる淸風寺の門前より撮りたるもの。(印畫の複製を嚴禁す)//首山は遼陽の南方約六キロの所に在る、高さ七十メートル許りの丘陵に過ぎないが、平野の中に独立してゐて遼陽城を瞰呼し、之を守るにも攻むるにも極めて重要なる地位に在る、日露の役には露のシタケツベリグ中将が三箇軍団を率ゐて此の高地を死守したが、我奥軍は猛撃三日にして之を占領した、丘上には千古の紀念として狼煙台が建てられてあり山下には草樹姿を競ひ、亦渓水声あり風趣に富む、写真は山腹の古刹たる清風寺の門前より撮りたるもの。(印画の複製を厳禁す)//

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 67

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です