ajiataikan001
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烏拉草//北滿//烏拉草 (北満)//滿洲の冬の寒さと一口に言つても南の旅順や大連邊りのそれと奉天附近のそれ、更に長春、哈爾賓方面のそれとは大に―各十五度位の―差がある、奉天地方から北にかけては冬になると、支那の勞働者階級の者は靴の中に此の烏拉草を入れて足先の寒さを防ぐのである、寫眞は奉天城外の路傍で老人が其の烏拉草を打つて柔くしながら賣つて居るところ、烏拉とは蒙州語で靴を味意して居る相な。//満洲の冬の寒さと一口に言つても南の旅順や大連辺りのそれと奉天附近のそれ、更に長春、哈爾賓[哈爾濱ハルビン]方面のそれとは大に―各十五度位の―差がある、奉天地方から北にかけては冬になると、支那の労働者階級の者は靴の中に此の烏拉草を入れて足先の寒さを防ぐのである、写真は奉天城外の路傍で老人が其の烏拉草を打つて柔くしながら売つて居るところ、烏拉とは蒙州語で靴を味意して居る相な。//

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