ajiataikan002
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碧雲寺//碧雲寺//西山八大處の一、元の耶律楚材の裔がその宅を喜捨したるに創まり、明淸の重修を經たといふ大きな立派な寺だ、殊に形勝の地に倚り林に圍まれてゐるために、若葉の頃紅葉の頃、朝日夕日に映發して一段の趣を添へる、寺を壓するが如く聳江立つ塔は、乾隆年間西藏僧の齎せる須彌山のそれに仿つて造れる金剛寳座、白玲瓏たる大理石の巨材を積んで莊嚴を極むる。//西山八大処の一、元の耶律楚材の裔がその宅を喜捨したるに創まり、明清の重修を経たといふ大きな立派な寺だ、殊に形勝の地に倚り林に囲まれてゐるために、若葉の頃紅葉の頃、朝日夕日に映発して一段の趣を添へる、寺を圧するが如く聳江立つ塔は、乾隆年間西蔵僧の齎せる須弥山のそれに仿つて造れる金剛宝座、白玲瓏たる大理石の巨材を積んで荘厳を極むる。//

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