ajiataikan002
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西湖//その一//西湖 (その一)//西湖の嵐影湖光は古來韻士墨客の詠歎已まざるところ、昔マルコポーロも亦その宮苑の莊麗風光の明媚正に世界に冠たるべしと稱したといふ。春光に淡く光れる湖の彼方に霞むは葛嶺、その右端に立てるは保俶塔、葛嶺の前に低きは孤山、林處士隱棲の地、湖心に浮ぶ島は三潭印月に名を得、湖を貫く長堤の柳に煙るは東坡の築くところ、蘇堤春曉は十景の首に居る。堤に劃らるゝ湖の奥なるは岳湖その窮まる所に岳飛の廟は在る。(印畫の複製を嚴禁す)//西湖の嵐影湖光は古来韻士墨客の詠歎已まざるところ、昔マルコポーロも亦その宮苑の荘麗風光の明媚正に世界に冠たるべしと称したといふ。春光に淡く光れる湖の彼方に霞むは葛嶺、その右端に立てるは保俶塔、葛嶺の前に低きは孤山、林処士隠棲の地、湖心に浮ぶ島は三潭印月に名を得、湖を貫く長堤の柳に煙るは東坡の築くところ、蘇堤春暁は十景の首に居る。堤に画らるゝ湖の奥なるは岳湖その窮まる所に岳飛の廟は在る。(印画の複製を厳禁す)//

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