ajiataikan002
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居庸關過街塔(一)//直隷省//居庸関過街塔(一) (直隷省)//居庸關南北二門の中間に譙櫻樣の建築物がある、堅緻榮澤の石材を以て造り、下は關に似て扉なく、半截せる八角形をなして道に誇る、穹洞の幅二丈四尺、深さ四丈九尺八寸、洞道の兩壁各々三丈三尺八寸、高さ高欄の下より地上まで三丈一尺、アーチの幅四尺五寸これが有名な「過街塔」で俗に「塔坐兒」と呼ぶ、學者のいふところに據れば、これは城趾でも關門でもなく、喇嘛敎の道路安全、弘法利生の趣旨から來た「法塔關」といふ莊嚴の具で、昔はこの上に泰安寺と稱する寺院があつたといふ、製作年代は一定しないが、兎も角元代であることに異論はない。//居庸関南北二門の中間に譙桜様の建築物がある、堅緻栄沢の石材を以て造り、下は関に似て扉なく、半截せる八角形をなして道に誇る、穹洞の幅二丈四尺、深さ四丈九尺八寸、洞道の両壁各々三丈三尺八寸、高さ高欄の下より地上まで三丈一尺、アーチの幅四尺五寸これが有名な「過街塔」で俗に「塔坐児」と呼ぶ、学者のいふところに拠れば、これは城趾でも関門でもなく、喇嘛教の道路安全、弘法利生の趣旨から来た「法塔関」といふ荘厳の具で、昔はこの上に泰安寺と称する寺院があつたといふ、製作年代は一定しないが、兎も角元代であることに異論はない。//

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