ajiataikan003
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佛壇の供物//其のニ//仏壇の供物 (其の二)//第二列は中央が魚、其の向つて左は豚、牙などを作つておもしろく細工してある。右は豚の足で豚の頭の形に細工したもの二つ、左右南端は鷄である。其の何れもの上にぎざ(ぎざ)したものが載せてあるのは、金銀紙で「壽」の字に作つた粧飾である。又其れらの上に挿してある木に咲いた花は、落花生の實を赤く染めたので作つてあつて、これはあらゆる祭祀の供物に粧飾として用ゐてある。其の次ぎに菓子五盛り、其の次ぎに大饅頭二盛り、次ぎに果物、最も奥に聳江立つ三個の柱狀形のものは、メリケン粉にて作つた餅の樣なのを兼ねて、其の間に棗をつめ、天人の像をあちこちと挿したものである。其の兩側は造花で飾つてある。//第二列は中央が魚、其の向つて左は豚、牙などを作つておもしろく細工してある。右は豚の足で豚の頭の形に細工したもの二つ、左右南端は鶏である。其の何れもの上にぎざ(ぎざ)したものが載せてあるのは、金銀紙で「寿」の字に作つた粧飾である。又其れらの上に挿してある木に咲いた花は、落花生の実を赤く染めたので作つてあつて、これはあらゆる祭祀の供物に粧飾として用ゐてある。其の次ぎに菓子五盛り、其の次ぎに大饅頭二盛り、次ぎに果物、最も奥に聳江立つ三個の柱状形のものは、メリケン粉にて作つた餅の様なのを兼ねて、其の間に棗をつめ、天人の像をあちこちと挿したものである。其の両側は造花で飾つてある。//

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