ajiataikan003
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祖先を祭る//神三鬼四//祖先を祭る (神三鬼四)//接神の禮を終ると佛壇を拜し、竈の神樣の下界を迎へて拜し、更らに祖先壇を拜するのである。|地位有る人や舊家では、別に家堂とか祖先堂とかいつて、祖先を祭る祠堂を有するが、普通の家庭では圖に示す樣な掛圖を以つて祭るのである。掛圖の白いところの書物でも積んで有る樣なのは、祖先の位牌の代りに、こゝに祖先の戒名を書き入れるのであつて、この祭りは家族擧つて參加しなければ成らぬ。神三鬼四[シエヌサヌクイスウ]といつて、祖先を祭る時は、線香も四本立て、叩頭も四度することが、神を祭るときと違ふのである。//接神の礼を終ると仏壇を拝し、竃の神様の下界を迎へて拝し、更らに祖先壇を拝するのである。|地位有る人や旧家では、別に家堂とか祖先堂とかいつて、祖先を祭る祠堂を有するが、普通の家庭では図に示す様な掛図を以つて祭るのである。掛図の白いところの書物でも積んで有る様なのは、祖先の位牌の代りに、こゝに祖先の戒名を書き入れるのであつて、この祭りは家族挙つて参加しなければ成らぬ。神三鬼四[シエヌサヌクイスウ]といつて、祖先を祭る時は、線香も四本立て、叩頭も四度することが、神を祭るときと違ふのである。//

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