ajiataikan003
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ポタラ王宮を望む//西藏//ポタラ王宮を望む (西蔵)//草原の彼方、大空を裂かんばかりに儼然と屹立せるはポタラ王宮である。喇嘛法王の宮闕である。|十七世紀の末喇嘛第五世に築造せられたるもの、山巖に據つて天空に聳ゆること五百尺純白の石壁は大理石の如く、中城頭は紫紺に劃り、頂に立つ摩天の金蓋は燦然として輝いてゐる。宏麗無比、莊嚴無量、正に天下の偉觀を極め、西藏國王の宮殿として流石に恥しからぬ建築である。|(印畫の複製を禁ず)//草原の彼方、大空を裂かんばかりに儼然と屹立せるはポタラ王宮である。喇嘛法王の宮闕である。|十七世紀の末喇嘛第五世に築造せられたるもの、山巌に拠つて天空に聳ゆること五百尺純白の石壁は大理石の如く、中城頭は紫紺に画り、頂に立つ摩天の金蓋は燦然として輝いてゐる。宏麗無比、荘厳無量、正に天下の偉観を極め、西蔵国王の宮殿として流石に恥しからぬ建築である。|(印画の複製を禁ず)//
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