ajiataikan003
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上流の靑年//西藏//上流の青年 (西蔵)//結髪の眞中に小さな金玉の飾をつけ、左の指に一つ指輪を穿め、手首には往々祈禱用と裝飾用とを兼ねた珠數を卷く、それが男子の普通の裝飾である。|體格は我同胞よりも良好であるが、八十歳以上に達する者は稀で、大抵六七十歳を以て高齡とする。幼兒の發育は極めて迅速で丁年前後には三十以上の成年の樣に見江る。|人情は淳和、佛敎の感化に依て崇佛の念篤く、同情の深い社會を形成してゐる。|(印畫の複製を禁ず)//結髪の真中に小さな金玉の飾をつけ、左の指に一つ指輪を穿め、手首には往々祈祷用と装飾用とを兼ねた珠数を巻く、それが男子の普通の装飾である。|体格は我同胞よりも良好であるが、八十歳以上に達する者は稀で、大抵六七十歳を以て高齢とする。幼児の発育は極めて迅速で丁年前後には三十以上の成年の様に見江る。|人情は淳和、仏教の感化に依て崇仏の念篤く、同情の深い社会を形成してゐる。|(印画の複製を禁ず)//

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