ajiataikan003
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祖師殿//蛾眉山[峨眉山]その五//祖師殿 (峨眉山その五)//1926.6//いと遙かなる昔、漢の時代とだといふこの山の奥深く藥草を採つてゐた蒲公が鹿の足跡を發見した。そは普通の足跡ではなくて蓮の花型であつた。不思議とばかり彼はその跡を辿つて上る。何時しか頂上に出た。と忽ちに踪は消江て紫雲涌き上り佛陀の光明は四方に偏照した。實に普賢菩薩がその相を現じたのであつた。爾來蛾眉は到所に寺觀の建立を見たと云ひ傳へる。|(一九二六、六、撮影)(不許複製)//いと遥かなる昔、漢の時代とだといふこの山の奥深く薬草を採つてゐた蒲公が鹿の足跡を発見した。そは普通の足跡ではなくて蓮の花型であつた。不思議とばかり彼はその跡を辿つて上る。何時しか頂上に出た。と忽ちに踪は消江て紫雲涌き上り仏陀の光明は四方に偏照した。実に普賢菩薩がその相を現じたのであつた。爾来蛾眉[峨眉]は到所に寺観の建立を見たと云ひ伝へる。|(一九二六、六、撮影)(不許複製)//

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