ajiataikan004
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高原の骼駝//西藏//高原の骼駝[駱駝] (西蔵)//駱駄と言へば世人は直ぐに熱帶地方の砂漠を想像するに違ひない。然し海抜一萬數千尺の西藏高原にも亦駱駄が見出される。|雪や氷に張りつめられた高原にも、夏が來れば至る所にオアシスが現れ、中央亞細亞から拉薩への貿易者が、駱駄によつてそのオアシスからオアシスへと旅を續けるのだ。|汽車や自動車の時代はまだ遠い。|(印畫の複製を禁ず)//駱駄と言へば世人は直ぐに熱帯地方の砂漠を想像するに違ひない。然し海抜一万数千尺の西蔵高原にも亦駱駄が見出される。|雪や氷に張りつめられた高原にも、夏が来れば至る所にオアシスが現れ、中央亜細亜から拉薩への貿易者が、駱駄によつてそのオアシスからオアシスへと旅を続けるのだ。|汽車や自動車の時代はまだ遠い。|(印画の複製を禁ず)//

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