ajiataikan005
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棲賢寺の眺望//山海關//棲賢寺の眺望 (山海関)//1928//この大和繪の如き一幅の繪は、曆日なき山居棲賢寺前庭の眺望である。敢て之を大和繪と言ふのは、脚下に起る山と水との形作る線のふくよかさからである。眼を擧げて遙に渤海の煙波に及ぶ展望の雄大さは、南畫の筆致も描き得ざる絕景緻である。そして更に、山上より觀る日出の展觀は古來雙絕と聞くならば、世人の支那風景觀は今改むべきである。|(一九二八、撮影)(印畫の複製を禁ず)//この大和絵の如き一幅の絵は、暦日なき山居棲賢寺前庭の眺望である。敢て之を大和絵と言ふのは、脚下に起る山と水との形作る線のふくよかさからである。眼を挙げて遥に渤海の煙波に及ぶ展望の雄大さは、南画の筆致も描き得ざる絶景緻である。そして更に、山上より観る日出の展観は古来双絶と聞くならば、世人の支那風景観は今改むべきである。|(一九二八、撮影)(印画の複製を禁ず)//

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