ajiataikan005
31/196

平原の井戸//海拉爾//平原の井戸 (海拉爾)//1928//海拉爾郊外蒙古人部落の井戸である。一望限りなき平原の始る所、蒙古人はその馬を飼ふ為に、かうして支那式の籐桶で氷を割つて水を汲み上げてゐる。この附近良水に乏しくかうした不完全な井戸さへも彼等には寳物視せられるのだ。|盛夏此の畫を見て三伏の暑を忘れしめる|(一九二八、撮影)(印畫の複製を禁ず)//海拉爾郊外蒙古人部落の井戸である。一望限りなき平原の始る所、蒙古人はその馬を飼ふ為に、かうして支那式の籐桶で氷を割つて水を汲み上げてゐる。この附近良水に乏しくかうした不完全な井戸さへも彼等には宝物視せられるのだ。|盛夏此の画を見て三伏の暑を忘れしめる|(一九二八、撮影)(印画の複製を禁ず)//

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 31

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です