ajiataikan005
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貨物は馬の背で//敦化//貨物は馬の背で (敦化)//1928//其の背に萬百の雜貨を負ふた驢馬の列は、去る日も來る日も、東から西へ、敦化へと歩き續けてゐた。西を重疊の大山脈に塞かれた敦化には、物資は多く朝鮮からかうして流れ込んでゐたのだ。然しかく絡繹として野を畑を絡り續けた馬群の鈴の音も、鐵道の開通と共に著しく其の數を減ずるであらう。|(一九二八撮影)(印畫の複製を禁ず)//其の背に万百の雑貨を負ふた驢馬の列は、去る日も来る日も、東から西へ、敦化へと歩き続けてゐた。西を重畳の大山脈に塞かれた敦化には、物資は多く朝鮮からかうして流れ込んでゐたのだ。然しかく絡繹として野を畑を絡り続けた馬群の鈴の音も、鉄道の開通と共に著しく其の数を減ずるであらう。|(一九二八撮影)(印画の複製を禁ず)//

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