ajiataikan006
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白雲を凌ぐ巨巖//九華山//白雲を凌ぐ巨巌 (九華山)//1929//天臺峰の山腹には幾多の奇巖が林立する。其の形觀音の前に俯して視るの狀あるを、老猿接法駕と名け、其後に在り高さ六丈下界を俯瞰するの形あるは、大鵬聽經石と呼ばれる。|今この奇巖の傍に立つて九華諸山を大觀すれば、雲霧を隔つる諸峰の變幻極りなく、恰も彩管を揮ふて山水を虚空に描くが如く、山容或は現れ或は沒し、身一人白雲の外に在るの感を抱かしめる。|(一九二九年撮影)(印畫の複製を禁ず)//天台峰の山腹には幾多の奇巌が林立する。其の形観音の前に俯して視るの状あるを、老猿接法駕と名け、其後に在り高さ六丈下界を俯瞰するの形あるは、大鵬聴経石と呼ばれる。|今この奇巌の傍に立つて九華諸山を大観すれば、雲霧を隔つる諸峰の変幻極りなく、恰も彩管を揮ふて山水を虚空に描くが如く、山容或は現れ或は没し、身一人白雲の外に在るの感を抱かしめる。|(一九二九年撮影)(印画の複製を禁ず)//

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