ajiataikan007
100/194

上華嚴寺//大同//上華厳寺 (大同)//1930//大同の上華嚴寺は遼の清寧八年(西紀一〇六二)の建立、支那に現存する木造最古の建築の一例である。高い壇上に立つ大雄寶殿の莊重と輕快とを兼ね備へた古調は、唐代の面影を傳へたものであらう。これほどの名建築は比類少ないと思はれる。|前方に立つ八角の鼓樓、鐘樓、牌樓に似た門、何れも淸朝の粗雜なものであるが、規模を小にして大雄殿を益々大きく見せた所は優れた計畫と言つてよい。(一九三〇年撮影)(印畵の複製を禁ず)//大同の上華厳寺は遼の清寧八年(西紀一〇六二)の建立、支那に現存する木造最古の建築の一例である。高い壇上に立つ大雄宝殿の荘重と軽快とを兼ね備へた古調は、唐代の面影を伝へたものであらう。これほどの名建築は比類少ないと思はれる。|前方に立つ八角の鼓楼、鐘楼、牌楼に似た門、何れも清朝の粗雑なものであるが、規模を小にして大雄殿を益々大きく見せた所は優れた計画と言つてよい。(一九三〇年撮影)(印画の複製を禁ず)//

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 100

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です