ajiataikan007
106/194
雲岡近し//大同//雲岡[雲崗]近し (大同)//1930//大同の町からカマボコ馬車に搖られながら四里の山道をたどり、斯うした廣い河原に出ると、もう雲崗の土城が見え始め、佛窟近しと心は勇み立つ。|未だ八月も半過ぎなのに高原では中秋の蒼穹の下に冷風が吹き渡つてゐる。(一九三〇年撮影)(印畵の複製を禁ず)//大同の町からカマボコ馬車に揺られながら四里の山道をたどり、斯うした広い河原に出ると、もう雲崗の土城が見え始め、仏窟近しと心は勇み立つ。|未だ八月も半過ぎなのに高原では中秋の蒼穹の下に冷風が吹き渡つてゐる。(一九三〇年撮影)(印画の複製を禁ず)//
元のページ