ajiataikan007
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蘆の苅らるゝ頃 //鎭江//芦の苅らるゝ頃 (鎮江)//1928//蘆の穗に、颯々の風が渡る秋だ。|どす濁りの水量が、水位標の文字に、日一日と減つて行く岸邊の、漸く乾きかけた黑土の上に、丈よりも高い蘆がバサリ(バサリ)と薙ぎ倒されて行く小春日だ。|倒された蘆の上に光る風の白さ、この蘆は、沿岸住民唯一の燃料だ。(一九二八年撮影)(印畵の複製を禁ず)//芦の穂に、颯々の風が渡る秋だ。|どす濁りの水量が、水位標の文字に、日一日と減つて行く岸辺の、漸く乾きかけた黒土の上に、丈よりも高い芦がバサリ(バサリ)と薙ぎ倒されて行く小春日だ。|倒された芦の上に光る風の白さ、この芦は、沿岸住民唯一の燃料だ。(一九二八年撮影)(印画の複製を禁ず)//

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