ajiataikan007
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水邊閑想//紹興//水辺閑想 (紹興)//1930//巨岩を負ふた池の傍に、心憎い許りの淸閑を誇る風流人の遺趾は、東湖陶社と呼ばれる水莊だ。所は紹興の城外、邑人陶煥卿の手になり、彼は幼にして學を好み、長じて水邊に別莊を營み、自から客を引いて淸宴詩文を談じたと言ふ故地だ。|樓屋の構造は語る程でもないが、樓上から見た地中の景緻には、棄て難いものがある。(一九三〇年撮影)(印畵の複製を禁ず)//巨岩を負ふた池の傍に、心憎い許りの清閑を誇る風流人の遺趾は、東湖陶社と呼ばれる水荘だ。所は紹興の城外、邑人陶煥卿の手になり、彼は幼にして学を好み、長じて水辺に別荘を営み、自から客を引いて清宴詩文を談じたと言ふ故地だ。|楼屋の構造は語る程でもないが、楼上から見た地中の景緻には、棄て難いものがある。(一九三〇年撮影)(印画の複製を禁ず)//

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