ajiataikan007
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靑黛の山を負ふて//臨江縣//青黛の山を負ふて (臨江県)//1930//過ぐる昭和二年の夏、日本領事館設置問題によつて、一躍有名になつた滿洲東邊の小都臨江縣は、その名の通り鴨綠江に臨んだ人口二万の町、商況も相當に殷盛だ。|山近く江に迫り、この附近江水も廣からず、指呼の間に朝鮮と相對する。然し靑黛の山を負ふた平和の姿の間にも、一抹の風雲が見えるのは、矢張り國境の町だ。(一九三〇年撮影)(印畵の複製を禁ず)//過ぐる昭和二年の夏、日本領事館設置問題によつて、一躍有名になつた満洲東辺の小都臨江県は、その名の通り鴨緑江に臨んだ人口二万の町、商況も相当に殷盛だ。|山近く江に迫り、この附近江水も広からず、指呼の間に朝鮮と相対する。然し青黛の山を負ふた平和の姿の間にも、一抹の風雲が見えるのは、矢張り国境の町だ。(一九三〇年撮影)(印画の複製を禁ず)//

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