ajiataikan007
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船着場の春//臨江縣//船着場の春 (臨江県)//1930//臨江縣の産物の第一は木材だ。木材の爲に興つたとも言ふべきこの町の船着場は、季節となれば、大小の木材に埋れた、江岸特有の情緖を織り出すが、解氷後間もない四月末では、流石の碼頭も閑散だ。|碼頭が今日しも不思議に賑つてゐるのは、縣知事の下江を見送らん人々の集合で、鴨綠江上流の支那町らしい點景だ。(一九三〇年撮影)(印畵の複製を禁ず)//臨江県の産物の第一は木材だ。木材の為に興つたとも言ふべきこの町の船着場は、季節となれば、大小の木材に埋れた、江岸特有の情緒を織り出すが、解氷後間もない四月末では、流石の碼頭も閑散だ。|碼頭が今日しも不思議に賑つてゐるのは、県知事の下江を見送らん人々の集合で、鴨緑江上流の支那町らしい点景だ。(一九三〇年撮影)(印画の複製を禁ず)//

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