ajiataikan007
41/194

山の背の町 //碧潼//山の背の町 (碧潼)//1930//渭原から西南へ十二里、碧潼も亦鴨綠江に沿ふた鮮人の町だ。|町は江岸の谷間に始る。古めかしい西門を潜ると、街らしくもない粗らな家並が、山の背へ高く低く這上つて行く。|城壁もないこの山の町に、城門は東西南北の四箇、唯この町の良さは、居乍らにして見る對岸支那領と鴨綠江の展望だ。(一九三〇年撮影)(印畵の複製を禁ず)//渭原から西南へ十二里、碧潼も亦鴨緑江に沿ふた鮮人の町だ。|町は江岸の谷間に始る。古めかしい西門を潜ると、街らしくもない粗らな家並が、山の背へ高く低く這上つて行く。|城壁もないこの山の町に、城門は東西南北の四箇、唯この町の良さは、居乍らにして見る対岸支那領と鴨緑江の展望だ。(一九三〇年撮影)(印画の複製を禁ず)//

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 41

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です