ajiataikan007
54/194

啓運門寂寥//永陵//啓運門寂寥 (永陵)//1920//啓運門は、內陣の入口ともいふべき位置に立つ、間口三間の所へ、更に周圍に柱をめぐらした所は、門の建築として珍らしく、堂々たるものである。正面に見える三つの石階段は、正殿などと同じく、中央が皇帝の通路なのであらう。|奉天の北陵、東陵などでは此所の門が高い城壁上の樓閣になつてゐるのに、是は地上に低く伏してゐる。そこに永陵の特徵が看取されるのである。(一九二〇年撮影)(印畵の複製を禁ず)//啓運門は、内陣の入口ともいふべき位置に立つ、間口三間の所へ、更に周囲に柱をめぐらした所は、門の建築として珍らしく、堂々たるものである。正面に見える三つの石階段は、正殿などと同じく、中央が皇帝の通路なのであらう。|奉天の北陵、東陵などでは此所の門が高い城壁上の楼閣になつてゐるのに、是は地上に低く伏してゐる。そこに永陵の特徴が看取されるのである。(一九二〇年撮影)(印画の複製を禁ず)//

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 54

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です