ajiataikan008
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土壁の城門//泰來//土壁の城門 (泰来)//1931//馬の齒並のやうな土壁の銃眼だ。その不格好な門齒の隙間から見る泰來市街だ。|洮昂線の重驛となつて、人口二萬五千を誇る泰來は、沙漠の空氣を震はした汽車の汽笛によつて、一晩の中に湧き上つた町だ。秘さうにも秘せない町の由來は、先づこの粗末な城門に語られる。|(一九三一撮影)(印畫の複製を禁ず)//馬の歯並のやうな土壁の銃眼だ。その不格好な門歯の隙間から見る泰来市街だ。|洮昂線の重駅となつて、人口二万五千を誇る泰来は、沙漠の空気を震はした汽車の汽笛によつて、一晩の中に湧き上つた町だ。秘さうにも秘せない町の由来は、先づこの粗末な城門に語られる。|(一九三一撮影)(印画の複製を禁ず)//

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