ajiataikan009
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錘峯落照//錘峯落照//避暑山莊の東五里許りの山頂に磬錘峯といふ奇嚴が突兀として聳立してゐる。俗に呼んで棒錘峯。聖祖康熙帝は是に錘峯の名を賜ひ、山莊の西嶺に亭を構へて東方諸峯を展望し、暮色蒼然となるに至つても獨り錘峯のみ天に聳江て照り映へ金碧陸離、變幻の妙、言語に絕するを愛した。故に額に題して「錘峯落照」と。乾隆帝の詩の一部を抜粹すれば|一柱標雲漢 千峰最上層|亭亭照夕照 煜々蔚霞蒸|(印畫の複製を禁ず)//避暑山荘の東五里許りの山頂に磬錘峯といふ奇厳が突兀として聳立してゐる。俗に呼んで棒錘峯。聖祖康煕帝は是に錘峯の名を賜ひ、山荘の西嶺に亭を構へて東方諸峯を展望し、暮色蒼然となるに至つても独り錘峯のみ天に聳江て照り映へ金碧陸離、変幻の妙、言語に絶するを愛した。故に額に題して「錘峯落照」と。乾隆帝の詩の一部を抜粋すれば|一柱標雲漢 千峰最上層|亭亭照夕照 煜々蔚霞蒸|(印画の複製を禁ず)//

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