ajiataikan009
62/146

臨潼縣城//陝西省臨潼縣//臨潼県城 (陝西省臨潼県)//潼關から長安街道を西へ進むこと三日、西安へ後五十華里と云ふ所で臨潼城を見る。城周五華里、東壁には門も持たない一田舍縣城に過ぎないが、その東南隅を壓する山は幽王が寵妃褒姒の為に烽火を擧げて遂に國を亡した烽火臺の趾であり、南門外數步の華淸宮趾は、玄宗と楊貴妃との物語に今尚生きる驪山溫泉である。|(印畫の複製を禁ず)//潼関から長安街道を西へ進むこと三日、西安へ後五十華里と云ふ所で臨潼城を見る。城周五華里、東壁には門も持たない一田舎県城に過ぎないが、その東南隅を圧する山は幽王が寵妃褒姒の為に烽火を挙げて遂に国を亡した烽火台の趾であり、南門外数歩の華清宮趾は、玄宗と楊貴妃との物語に今尚生きる驪山温泉である。|(印画の複製を禁ず)//

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 62

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です