ajiataikan009
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嚴な國境線//露滿國境//厳な国境線 (露満国境)//1932//露滿兩國の國境驛とは、僅にこの丘陵性の右手の山と手近の山の頂を聯ねた線でしかない。ボクラニチナヤを離れた汽車は、低い山々の裾を縫ふて、指呼の間に露領に入る。左前方遙に點々たる白堊家屋は、露領最初の驛グロデコー、日露間の風雲急と傳へらるゝのはこの國境延長線上のことである。|(一九三二撮影)(印畫の複製を禁ず)//露満両国の国境駅とは、僅にこの丘陵性の右手の山と手近の山の頂を聯ねた線でしかない。ボクラニチナヤを離れた汽車は、低い山々の裾を縫ふて、指呼の間に露領に入る。左前方遥に点々たる白堊家屋は、露領最初の駅グロデコー、日露間の風雲急と伝へらるゝのはこの国境延長線上のことである。|(一九三二撮影)(印画の複製を禁ず)//

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