ajiataikan010
30/138

淸津港//清津港//淸津港東南部の灣口を扼する高秣山に登れば、淸津の全貌は一眸のもと、遠く輸城平野を隔てゝ咸北の連峰を望み、眺望頗る絶佳。こぢんまりと整つた內地風の港街、近く滿洲寶庫への血脈を流動せんとする物資に備ふべく、岸壁と上屋の完成を急いてゐる。內地へ又沿岸への連絡船も美しい姿を見せ、鰯舟が蝟集するなど、この一葉の寫眞にすら今日の淸津がもつ活氣は、さまざまと窺ふことが出來る。(印畫の複製を禁ず)//清津港東南部の湾口を扼する高秣山に登れば、清津の全貌は一眸のもと、遠く輸城平野を隔てゝ咸北の連峰を望み、眺望頗る絶佳。こぢんまりと整つた内地風の港街、近く満洲宝庫への血脈を流動せんとする物資に備ふべく、岸壁と上屋の完成を急いてゐる。内地へ又沿岸への連絡船も美しい姿を見せ、鰯舟が蝟集するなど、この一葉の写真にすら今日の清津がもつ活気は、さまざまと窺ふことが出来る。(印画の複製を禁ず)//

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 30

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です