ajiataikan010
32/138

魚油//魚油//北鮮方面の沿海を埋める鰯は、今日では全く魚肥又は搾油原料として處理され、その製品は、淸津港だけについて見るも、移輸されるもの、出魚油年額八十一萬圓、魚肥九十六万五千圓に上り、淸津は魚港としての價値をも多分に約束されてゐる石鹼の主要原料として內地に積出されてゐる。魚油の罐は、稅關構內にあつて、黃色の新しい荷札を、折柄の秋陽に映江させ、海の幸を泌々と、見る人に感じさせてゐる。(印畫の複製を禁ず)//北鮮方面の沿海を埋める鰯は、今日では全く魚肥又は搾油原料として処理され、その製品は、清津港だけについて見るも、移輸されるもの、出魚油年額八十一万円、魚肥九十六万五千円に上り、清津は魚港としての価値をも多分に約束されてゐる石鹸の主要原料として内地に積出されてゐる。魚油の缶は、税関構内にあつて、黄色の新しい荷札を、折柄の秋陽に映江させ、海の幸を泌々と、見る人に感じさせてゐる。(印画の複製を禁ず)//

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 32

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です