ajiataikan010
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六道河//六道河//京圖線第五十一、五十二の兩列車は、六道河驛で行違ひとなる。事實上の日滿の捷徑として滿洲國新京と朝鮮淸津とを結ぶこの列車は、車體それ自身善美をつくした新造車であり、沿線の風光も稀に見る絕勝、沿道の警備も行きとゞいて行客に些の不安も與へない。折柄停車中の六道河は、東に老爺嶺の峻峯を望み、驛は背後に河を負ひ、雜穀、薪炭を積出してゐる。(印畫の複製を禁ず)//京図線第五十一、五十二の両列車は、六道河駅で行違ひとなる。事実上の日満の捷径として満洲国新京と朝鮮清津とを結ぶこの列車は、車体それ自身善美をつくした新造車であり、沿線の風光も稀に見る絶勝、沿道の警備も行きとゞいて行客に些の不安も与へない。折柄停車中の六道河は、東に老爺嶺の峻峯を望み、駅は背後に河を負ひ、雑穀、薪炭を積出してゐる。(印画の複製を禁ず)//

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