ajiataikan012
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鐵牛//關東州//鉄牛 (関東州)//鐵牛は金州城西門玉皇廟前にあり、長さ約五尺八寸幅七寸五分ばかりの×字形をなせるもので、土人之を鐵牛と云ひ、住古寶劔等と共に西海中より出たもので、年々東方山地に向ひ其の歩みを移しつゝありと傳てゐる。蓋しこれは昔の擊船杭なるべく、其の歩みを東方に運ぶとは素朴な土人が海岸線の西退に氣附かぬ為であらう。又此の鐵牛に關しては種々の傳說があり、鐵牛がなく時、或はこれを掘らうとすると天地異變があると迷信してゐる。//鉄牛は金州城西門玉皇廟前にあり、長さ約五尺八寸幅七寸五分ばかりの×字形をなせるもので、土人之を鉄牛と云ひ、住古[往古]宝剣等と共に西海中より出たもので、年々東方山地に向ひ其の歩みを移しつゝありと伝てゐる。蓋しこれは昔の撃船杭なるべく、其の歩みを東方に運ぶとは素朴な土人が海岸線の西退に気附かぬ為であらう。又此の鉄牛に関しては種々の伝説があり、鉄牛がなく時、或はこれを掘らうとすると天地異変があると迷信してゐる。//

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