ajiataikan012
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金州眞武廟の古碑と銀杏樹//金州真武廟の古碑と銀杏樹//金州城內眞武廟の境内に古碑二基あり、一は正德五年建立の重修玄天上帝行祠記の古碑で、それには「正德四年柒月拾陸日起事。越明年陸月拾五日告成」の記ありて、本廟が既に正德五年(西記・一五一〇)重修されしことを傳へてゐる。他の碑は萬曆年間建立の碑で、重修上帝行祠記と題するものなれども、全面殆と風化して判讀不可能のものである。寫眞の前面の碑は正德年間のもので、万曆の碑は西方に在りて見えない。|本廟の前に亭亭と靑空高く伸ぶ銀杏樹二本相對してあり。共に雌にして數知れぬ實が枝も撓になつてゐる。大和尚山響水寺の銀杏樹と共に關東州內では珍しきものであらう。|(印畫の複製を禁ず)//金州城内真武廟の境内に古碑二基あり、一は正徳五年建立の重修玄天上帝行祠記の古碑で、それには「正徳四年柒月拾陸日起事。越明年陸月拾五日告成」の記ありて、本廟が既に正徳五年(西記・一五一〇)重修されしことを伝へてゐる。他の碑は万暦年間建立の碑で、重修上帝行祠記と題するものなれども、全面殆と風化して判読不可能のものである。写真の前面の碑は正徳年間のもので、万暦の碑は西方に在りて見えない。|本廟の前に亭亭と青空高く伸ぶ銀杏樹二本相対してあり。共に雌にして数知れぬ実が枝も撓になつてゐる。大和尚山響水寺の銀杏樹と共に関東州内では珍しきものであらう。|(印画の複製を禁ず)//

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