ajiataikan013
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雲崗の街//山西省//雲崗の街 (山西省)//大同から西三十支里、朝、馬車に揺られて雲崗に迎て吳れる。雲崗に向へば夕陽落ちるころ、遙か彼方に雲崗が迎て吳れる。その雲崗が石佛寺の存在するところで、その雲崗の下に部落がある。その部落が、寫眞に見る通りの雲崗の街である。なだらかな丘陵のもとに、平和な街を見る時、石佛の存在する和やかな生活が思ひ出される。物質萬能に、權利だとか、義務とか云つて、口角して泡をとば自分のみの利益を計る徒輩は、こんな平和街に行つて、大慈大悲の佛心に接するのも世渡の息つぎになるかも知れない、若しそんな根性の人があつたら、一度でいいから石佛の世界に浸つて來ること促をめる。(印畫の複製を禁ず)//大同から西三十支里、朝、馬車に揺られて雲崗に迎て呉れる。雲崗に向へば夕陽落ちるころ、遥か彼方に雲崗が迎て呉れる。その雲崗が石仏寺の存在するところで、その雲崗の下に部落がある。その部落が、写真に見る通りの雲崗の街である。なだらかな丘陵のもとに、平和な街を見る時、石仏の存在する和やかな生活が思ひ出される。物質万能に、権利だとか、義務とか云つて、口角して泡をとば自分のみの利益を計る徒輩は、こんな平和街に行つて、大慈大悲の仏心に接するのも世渡の息つぎになるかも知れない、若しそんな根性の人があつたら、一度でいいから石仏の世界に浸つて来ること促をめる。(印画の複製を禁ず)//

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