ajiataikan013
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雲崗石佛(五)//山西省//雲崗石仏(五) //この寫眞は、石窟内の壁と天井に刻された佛像である。種々樣々な姿態の小佛像の中に、中央に裸体の菩薩が立ちその両側に二人宛の裸体の佛象が躍つてをり、その上その橫には天女の姿をした佛像が舞つてゐるところである、またその背景には、蓮華をあしらい、莊麗な裝飾が施してある。佛樣達が、お茶の宴でも催して、本尊のために謠ひ舞つて興を盡してゐるところと思ふより他にない。佛樣達だつて、恁ふした氣分に浸り度いこともあるだらうが、それを思ひ切つて、構圖を作り、彫刻をしたところ、僧曇曜もなかなか隅におけないと思ふ。(印畫の複製を禁ず)//この写真は、石窟内の壁と天井に刻された仏像である。種々様々な姿態の小仏像の中に、中央に裸体の菩薩が立ちその両側に二人宛の裸体の仏象が躍つてをり、その上その横には天女の姿をした仏像が舞つてゐるところである、またその背景には、蓮華をあしらい、荘麗な装飾が施してある。仏様達が、お茶の宴でも催して、本尊のために謡ひ舞つて興を尽してゐるところと思ふより他にない。仏様達だつて、恁ふした気分に浸り度いこともあるだらうが、それを思ひ切つて、構図を作り、彫刻をしたところ、僧曇曜もなかなか隅におけないと思ふ。(印画の複製を禁ず)//

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