ajiataikan013
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喇嘛廟會//蒙古//喇嘛廟街 (蒙古)//蒙古には喇嘛街と云ふ喇嘛僧達の僧房がある。それが、廟の大小、僧の數により喇嘛街にも大小があり、小は數十の僧房から二百、三百と云ふ態に立ち竝び、大きな廟になると仙人以上の僧が住むので、何百戶と云ふ僧房が一つの喇嘛街をなしてゐる。僧房は何れも泥造りで石灰質の土で壁を塗り屋根をかためてあるので、白亞の街をなしてゐる、雨期の雨漏りを防ぐ爲に、毎年泥を屋根に盛るので、その泥に草の根が混つて夏になると靑々とした草が屋根に生えるのである。この廟街には僧侶のみが住んでゐるのであるが、その僧侶にも種々の階級と役目があつて、耕作に從ふ者、賈に從ふ者、讀經三昧に耿つてゐる者もある兎に角、僧房のみをもつて、一つの街をなしてゐると云ふことは、蒙古の喇嘛ならでは見られぬ風景である。(印畫の複製を禁ず)//蒙古には喇嘛街と云ふ喇嘛僧達の僧房がある。それが、廟の大小、僧の数により喇嘛街にも大小があり、小は数十の僧房から二百、三百と云ふ態に立ち並び、大きな廟になると仙人以上の僧が住むので、何百戸と云ふ僧房が一つの喇嘛街をなしてゐる。僧房は何れも泥造りで石灰質の土で壁を塗り屋根をかためてあるので、白亜の街をなしてゐる、雨期の雨漏りを防ぐ為に、毎年泥を屋根に盛るので、その泥に草の根が混つて夏になると青々とした草が屋根に生えるのである。この廟街には僧侶のみが住んでゐるのであるが、その僧侶にも種々の階級と役目があつて、耕作に従ふ者、賈に従ふ者、読経三昧に耿つてゐる者もある兎に角、僧房のみをもつて、一つの街をなしてゐると云ふことは、蒙古の喇嘛ならでは見られぬ風景である。(印画の複製を禁ず)//

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