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現代中国研究資料室について
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現代中国研究資料室について―事業計画

研究事業計画(2012〜17年)

研究課題:「日本における現代中国資料の情報・研究センターの構築:資料の長期的系統的分析による現代中国変容の解明」

1.諸機関との連携による現代中国関係資料の組織的、体系的な収集と整理、公開
(1)現代中国研究に資する基本図書・資料を収集する。また共同研究に資する資料を収集する。
(2)その際、東洋文庫のこれまでの資料収集の蓄積と課題を確認するとともに、各機関がその特色を活かした役割分担をし、効率的に資料収集ができるよう調整をおこなう。
(3)第1期で構築したヴァーチャルライブラリを基礎として、日本の現代中国研究の特色ある資料コレクションや研究成果(科研等の分析データ、収集資料など)、図書目録データ等をデジタルデータベース化し、あるいは既存の各機関・各種データベースと連携させ、対外発信を進める。必要に応じて諸機関と連携し、海外デジタルデータベースネットワークへの共同参加や商業データベースの共同購入をおこなう。
(4)国内外の研究機関、図書館との連携の下に、現代中国研究に資する資料の収集・保存・利用等に関するシンポジウムを開催し、資料環境の改善や社会への問題喚起をおこなう。

2.資料の長期的系統的な分析にもとづく現代中国の変容の実証的な共同研究の推進。
(1)東洋文庫や諸研究機関の所蔵する資料の長期的系統的な分析により、現代中国の政治・社会等の変容について実証的な共同研究をおこない、研究成果を公表する。
(2)次世代研究者の研修を兼ねた資料講読会を組織し、資料解題等を作成し、資料の紹介・利用促進をはかる。
(3)東洋文庫や国内諸機関の特色ある資料を活かし、海外の研究機関とも共同研究を進め、その成果を公表する。

3.諸機関との連携による現代中国関係資料の利用の促進、とくに大学院生を含む次世代研究者の資料収集・利用能力の育成
(1)各地域・各分野の最新資料状況に関するシンポジウム・ワークショップの開催。
(2)資料の活用方法、研究分析方法に関するシンポジウム・ワークショップの開催。
(3)次世代研究者向けの資料収集・利用方法の講座・研究会の開催。
(4)現代中国研究に関する各国文書館、図書館の情報ガイドブック等の作成。
これらの活動のために、適宜、科学研究費など外部資金も獲得する。

研究成果の公開
1.≪現代中国研究資料室≫のホームページに現代中国関係資料のリストや解題、国内外の資料や図書館・文書館・資料セミナーなどに関する情報を随時掲載する。
2.シンポジウムやワークショップ、セミナーなどを開催し、資料環境の改善や資料の利用促進、資料共同研究の成果を公開する。
3.東洋文庫やその他の雑誌・単行本により稀少資料やその解題、共同研究の成果等を公刊する。

2016年度の事業計画

【調査研究活動】
 東洋文庫所蔵の現代中国関係資料につき、解題・目録やデータベースの作成、資料のデジタル化などの形で利用の促進を図るほか、内外諸機関との連携を強化し、関係資料に関わる情報交換を行う。また、5つの研究班(①江南地域社会班、②図画像資料班、③ジェンダー資料班、④政治史資料班、⑤1950年代資料班)による資料分析と研究活動をひきつづき進める。各研究班を軸に内外の研究者の幅広いネットワークを作り、定期的に研究会、ワークショップ等を開き、共同研究を進めるほか、これまでの研究活動をとりまとめる成果の公表に重点を置く。

【研究成果の公開・可視化】
(1)報告書・成果論集、シンポジウム、データベース等
①報告書・成果論集
*王清穆研究会編「王清穆『農隠廬日記』(6)」『近代中国研究彙報』第39号
*貴志俊彦・名嘉山リサ・泉水英計編『琉球列島米国民政府(USCAR)の広報用動画資料集Ⅰ(仮題)』(不二出版)
*小浜正子・秋山洋子編『現代中国におけるジェンダー・ポリティクスの新局面』(勉誠出版)
*小浜正子・下倉渉・佐々木愛・高嶋航編『中国ジェンダー史研究入門』(京都大学学術出版会)
*田中仁編『21世紀の東アジアと歴史問題―思索と対話のための政治史論』(法律文化社)
*大澤肇・中村元哉編『史料解説――現代中国の起源を探る』  ※いずれも平成28年度内刊行予定
②シンポジウム・予稿集
(共催)国際ワークショップ「アーカイブの内と外──当代中国研究の新展開」(平成28年9月24日、東洋文庫)
③データベース
*東洋文庫所蔵の近現代中国関係資料をNACSIS-CATへ書誌入力(継続)
*東洋文庫近代中国関係資料デジタルライブラリー(近代中国関連日本語書籍の全ページ公開)の拡充
*戦前期写真帳『亜細亜大観』データベースをNIHU統合検索データベースと連携

(2)展示等
*日本カメラ博物館企画展「華北交通写真とその時代(仮)」(2016年12月 1ヵ月間を予定)

【研究プロセスの国内外に向けた情報発信】
 資料整理とデジタル化は進展する毎に随時インターネット上でアップしており、広く国内外に広報するとともにオープンな利用環境を提供している。また、各研究班の活動プロセスは公開の研究会、ワークショップ開催などにより、国内外に情報発信している。

【若手研究者の人材育成の取組み】
 5つの研究班の研究活動では、他拠点・機関の研究者の協力を得るほか、大学院生等若手研究者も多数参加しており、研究者養成の機能も果たしている。

2015年度の事業計画

Ⅰ 今年度の目標 
東洋文庫所蔵の現代中国関係資料につき、解題、目録やデータベースの作成などの形で利用の促進を図る。また、現代中国関係資料を所蔵する国内諸機関との連携を強化し、現代中国関係資料の系統的・効率的収集のための情報交換を行う。海外における大型資料やデータベースの公開に関わる情報を収集し、必要に応じて共同購入・共同研究を行う。また事業計画4年目にあたる2015年度は、これまでの資料研究活動の成果を、論文集・資料解題などの形で公表していくことに重点をおく。

 活動内容 
1.資料収集・公開ネットワーク活動

 ①東洋文庫所蔵の近現代中国関係資料のNACSIS-CAT登録作業を進める。また、引き続き所蔵資料のうち著作権問題をクリアした資料(おもに日本が戦前期に作成した調査資料)のデジタル化やデータベース化を進め、「東洋文庫近代中国関係資料デジタルライブラリー」(これまでに489件、39,916画像を公開)を拡充する。同デジタルライブラリーを、同種の資料を所蔵する他機関が作成したデータベースと連携する。
 ②東洋文庫所蔵の近現代中国に関わる写真資料をデジタル化・データベース化しヴァーチャルライブラリーとしてウェブ公開する。また、すでに構築した『亜東印画輯』などのライブラリーを再整備し利用者の便宜を図るほか、他のヴァーチャル・ライブラリーとの提携を目指す。
 ③東洋文庫所蔵資料のうち、現代中国研究に関わる特徴的な資料群について資料解題や目録等を作成して公表し、資料の紹介・利用促進をはかる。
 ④現代中国関係資料の系統的・効率的収集態勢の構築を見据えて、現代中国関係資料を所蔵・収集する国内諸機関との協議を行う。また海外の図書館や研究機関の研究者・実務担当者を招聘して講演会・ワークショップを行い、デジタル資料・データベース相互利用を見据えたネットワーク強化につき話し合う。
 ⑤現代中国研究に関わる学会・研究会・各大学研究室・研究者等に呼びかけて資料情報を募り、資料収集や情報公開を進める。  ⑥現代中国関係資料を系統的に収集し、基礎的な研究資料の充実を図る。とくに大型のデジタル資料・データベースについては各拠点との共同で購入する。

2.資料研究活動
  大型資料やデータベースの分析を通じた近現代中国の変容についての解明を継続する。前年度までと同様、5つの研究班(①江南地域社会班、②図画像資料班、③ジェンダー資料班、④政治史資料班、⑤1950年代資料班)による資料の講読や整理・分析をひきつづき進める。また研究班のこれまでの成果を、シンポジウム開催、データベース構築、出版などの形式で積極的に公表する。
  出版予定の成果として、ジェンダー資料班による英文著作の翻訳、雑誌特集号、シンポジウム報告論文集、『中国ジェンダー史研究入門』が、政治史資料班による「東アジア歴史の語り」をめぐる書籍、論文集がある。また、東洋文庫所蔵の「中華民国国民政府(汪政権)駐日大使館文書」の目録・解題も出版する。
  それぞれの研究班は他拠点・機関の研究者の協力を得るほか、大学院生等若手研究者の参加を募り、研究者養成も兼ねる。

3.資料・データベースに関わる情報収集と公開
  資料・データベースの情報や利用のあり方など情報交換と議論の場、次世代研究者養成の場として、シンポジウムやワークショップを開催する。また、国内外で開催される同種の会議へ、研究員等を派遣する。現代中国研究に関する各国文書館・図書館の情報を収集し、利用案内とともに公開する。

2014年度の事業計画

Ⅰ 今年度の目標 
東洋文庫所蔵の現代中国関係資料につき、解題やデータベースの作成などの形で利用の促進を図る。また、現代中国関係資料を所蔵する国内諸機関との連携を強化し、現代中国関係資料の系統的・効率的収集のための分担態勢のための情報交換を行う。海外における大型資料やデータベースの公開に関わる情報を収集し、必要に応じて共同購入・共同研究を行う。さらに、第2期より開始した資料研究活動の成果公表を開始する。

Ⅱ 活動内容 
1.資料収集・公開ネットワーク活動

 ①東洋文庫所蔵の近現代中国関係資料のNACSIS-CAT登録作業を進める。また、所蔵資料のうち著作権問題をクリアした資料のデジタル化やデータベース化、及びウェブ公開を進める。
 ②東洋文庫所蔵の近現代中国に関わる写真資料をデジタル化・データベース化しヴァーチャル・ライブラリーを構築・公開する。また、公開した資料に基づきワークショップを開催し、他のヴァーチャル・ライブラリーとの連携を目指す。
 ③東洋文庫所蔵資料のうち、現代中国研究に関わる特徴的な資料群について資料解題や目録等を作成して公表し、資料の紹介・利用促進をはかる。
 ④現代中国関係資料の分担収集態勢の構築を見据えて、ワークショップ開催などにより現代中国関係資料を所蔵・収集する国内諸機関との連携を強化する。また海外の図書館や研究機関の研究者・実務担当者を招聘して講演会・ワークショップを行い、デジタル資料・データベース相互利用を見据えたネットワーク強化を行う。
 ⑤現代中国研究に関わる学会・研究会・各大学研究室・研究者等に呼びかけ、資料情報を募り、資料収集や情報公開を進める。
 ⑥現代中国関係資料を系統的に収集し、基礎的な研究資料の充実を図る。とくに大型のデジタル資料・データベースについては各拠点との共同で購入する。

2.資料研究活動
  大型資料やデータベースの分析を通じた近現代中国の変容についての解明を継続する。5つの研究班(①江南地域社会班、②図画像資料班、③ジェンダー資料班、④政治史資料班、⑤1950年代資料班)による資料の講読や整理・分析をひきつづき進める。研究班の成果はシンポジウム開催、データベース構築、出版などの形式で公表していく。
  それぞれの研究班は他拠点・機関の研究者の協力を得るほか、大学院生等若手研究者の参加も募り、研究者養成も兼ねる。  

 3.資料・データベースに関わる情報収集と公開
  資料・データベースの情報や利用のあり方など情報交換と議論の場、次世代研究者養成の場として、シンポジウムや小規模なワークショップを開催する。また、国内外で開催される同種の会議へ、研究員等を派遣する。現代中国研究に関する各国文書館・図書館の情報を収集し、利用案内とともに公開する。

2013年度の事業計画

Ⅰ 今年度の目標
東洋文庫所蔵の現代中国関係資料につき、解題やデータベースの作成、共同研究の成果公表などの形で利用の促進を図る。また、現代中国関係資料を所蔵する国内諸機関との連携を強化し、現代中国関係資料の系統的・効率的収集のための分担態勢のための情報交換を行う。海外における大型資料やデータベースの公開に関わる情報を収集し、必要に応じて共同購入・共同研究を行う。

Ⅱ 活動内容 
1.資料収集・公開ネットワーク活動

 ①東洋文庫所蔵資料のNACSIS Webcat登録作業を進める。とくに漢籍に分類されている現代中国関係資料にも登録対象を広げる。また、所蔵資料のうち著作権問題をクリアした資料のデジタル化やデータベース化、及びウェブ公開を進める。
 ②東洋文庫所蔵の近現代中国に関わる写真帳(『亜東印画輯』など)をデジタル化・データベース化し新たなヴァーチャル・ライブラリーとして公開する。また、公開した資料に基づきワークショップを開催する。
 ③既収・新収の現代中国関係データベースの東洋文庫閲覧室における閲覧利用体制を構築するとともに、利用促進のための目録やマニュアルの整備を行う。
 ④東洋文庫所蔵資料のうち、現代中国研究に関わる特徴的な資料群について資料解題や目録等を作成して公表し、資料の紹介・利用促進をはかる。
 ⑤現代中国関係資料の分担収集態勢の構築を見据えて、ワークショップ開催などにより現代中国関係資料を所蔵・収集する国内諸機関との連携を強化する。
 ⑥中国等海外の図書館・研究機関の研究者・実務担当者を招聘して講演会・ワークショップを行い、デジタル資料・データベース相互利用を見据えたネットワーク強化を行う。
 ⑦現代中国研究に関わる学会・研究会・各大学研究室・研究者等に呼びかけ、資料情報を募るとともに、資料収集と公開方針への要望も募り、資料収集や情報公開を進める。
 ⑧現代中国関係資料を系統的に収集し、基礎的な研究資料の充実を図る。とくに大型のデジタル資料・データベースについては各拠点との共同で購入する。

2.資料研究活動
 既収・新収の大型資料・データベースの分析を通じた近現代中国の変容についての解明を継続する。2012年度に編制した5つの研究班(①江南地域社会班、②図画像資料班、③ジェンダー資料班、④政治史資料班、⑤1950年代資料班)による資料の講読や整理・分析をひきつづき進める。研究班の成果はシンポジウム、データベース、出版などの形式で公表していく。
 それぞれの研究班は他拠点・機関の研究者の協力を得るほか、大学院生等若手研究者の参加も募り、研究者養成も兼ねる。  

3.資料・データベースに関わる情報収集と公開
  資料・データベースの情報や利用のあり方など情報交換と議論の場、次世代研究者養成の場として、シンポジウムや小規模なワークショップを開催する。また、国内外で開催される同種の会議へ、研究員等を派遣する。現代中国研究に関する各国文書館・図書館の情報を収集し、利用案内とともに公開する。

2012年度の事業計画

Ⅰ 今年度の目標
 各拠点や東京大学東洋文化研究所、アジア経済研究所など現代中国関係資料を所蔵する国内諸機関との連携を強化し、<現代中国資料会議(仮称)>を開催し、現代中国関係資料の系統的・効率的収集のための分担態勢を築き上げるとともに、海外とのネットワークを強化し、大型資料・データベース等の共同購入や共同研究を実施し、資料に関するワークショップを開催する。

Ⅱ 活動内容
1. 資料収集・公開ネットワーク活動

①東洋文庫所蔵資料のNACSIS Webcat登録作業を進めるとともに、所蔵資料のうち著作権問題をクリアした資料のデジタル化やデータベース化、及びウェブ公開を進める。
②「現代中国資料会議(仮称)」を開催し、現代中国関係資料の分担収集態勢を構築する。
③中国等海外の図書館・研究機関とのネットワーク強化を図り、デジタル資料・データベース相互利用の交渉を進める。
④現代中国研究に関わる学会・研究会・各大学研究室・研究者等に呼びかけ、資料情報を募るとともに、資料収集と公開方針への要望も募り、資料収集や情報公開を進める
⑤現代中国関係資料を系統的に収集し、とくに大型のデジタル資料・データベースについては各拠点との共同で購入する。

2. 資料研究活動
  既収・新収の大型資料・データベースの分析を通じて、近現代中国の変容について解明を進める。今年度は以下の5つの研究班を編制し、資料の講読や整理・分析を進める。趣旨としては資料収集を基礎として
  ①江南地域社会班、②図画像資料班、③ジェンダー資料班、④政治外交史資料班、⑤1950年代資料班
 それぞれ他拠点・機関の研究者の協力を得るほか、大学院生等若手研究者の参加も募り、研究者養成も兼ねる。

3. 資料・データベースワークショップ・シンポジウム
  資料・データベースの情報や利用のあり方など情報交換と議論の場、次世代研究者養成の場として、シンポジウムや小規模なワークショップを開催する。また、国内外で開催される同種の会議へ、研究員等を派遣する。

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