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現代中国研究資料室について
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現代中国研究資料室について―スペシャルコンテンツ

シンポジウム報告「デジタル化時代の中国研究」資料公開

    2008年2月2日に早稲田大学で開催された現代中国地域研究・拠点連携プログラム第1回シンポジウム「現代中国研究――現段階と展望」で、本資料室室長高田幸男及び研究員大澤肇が共同で、「デジタル化時代の中国研究〜デジタルライブラリ・アーカイブを中心に」という報告を行いました。

    当日、多くの皆様方より興味を持っていただき、報告で紹介したデジタルライブラリについて問い合わせをいただきました。多くのライブラリについては、既に当資料室のデジタルリソースリンク集に登録されていますが、期間限定のスペシャル・コンテンツとして、報告の抜粋とともに、紹介したデジタルライブラリの事例をURL付きで以下に公開いたします。本資料室の研究活動はまだ始まったばかりでございますので、みなさまからも情報及びご教示をいただければ幸いです。

    以下、世界編日本編に分けてご紹介します。

中国研究に役立つ世界のデジタルライブラリ・アーカイブ

中国国家図書館・国家数字図書館 (National Library of China)
http://www.nlc.gov.cn

中国におけるデジタルライブラリの中心の1つである。地方志や民国時期文献の電子画像データベースは無料で公開、インターネット上で閲覧可能。

Million Book Project Universal Digital Library
http://www.ulib.org

2001年に計画が開始され、2007年秋に公開された、米、中、印、エジプトなどによる国際電子図書館プロジェクト。現在の蔵書数は140万冊だが、そのうち中国語図書は97万冊。

高等学校中英文図書数字化国際合作計画 (China-US Million Book Digital Library Project)
http://www.cadal.net…計画概要
http://www.cadal.zju.edu.cn…検索システム

元は、大学図書館の蔵書の改善とデジタルライブラリの構築を目指した国家プロジェクト。浙江大、中国科学院が拠点校であるが、北京大等14校が参加しており、すでに古籍で19万冊、民国時期図書雑誌25万冊のデジタル化を行っている。

数位典蔵 (National Digital Archives Project)
http://www.ndap.org.tw

2002年、台湾で開始。様々な図書館や研究機関から研究を公募し、人材育成や学際性やデジタル時代の学術のあり方の探求も目指した大型プロジェクトで、国家図書館や中央研究院、国史館、国史館台湾文献館などの公文書や図書の一部がデジタル化されて無償公開されている。

Virtual Shanghai
http://virtualshanghai.ish-lyon.cnrs.fr

仏、米、中などの学者による国際プロジェクト。地図データと写真の組み合わせにより、文献資料では分析不可能な事象を解明することが可能(難民の動き等)。

北京市档案館 (Beijing Municipal Archives)
http://www.bjma.org.cn

国民政府時期の一部の公文書について、インターネットにて公開を開始(TIFF画像方式)。ダウンロードも可能。

超星数字図書館 ( Super Star Digital Library)
http://www.ssreader.com

民間企業による有料電子図書館。著作権処理やデジタルデータの保存性について、今後より一層の研究と発展が望まれる。

中国研究に役立つ日本のデジタルライブラリ・アーカイブ

国立公文書館アジア歴史資料センター(Japan Center for Asian Historical Records)
http://www.jacar.go.jp

1995年の村山談話により設立が構想され、2001年開設された。1945年以前の日本の外交文書、陸海軍の公文書等約85万件(約1270万画像)を無償で提供しており、戦前期日本の対中政策や対中認識、中国調査について、公文書からアプローチが可能。

アジア経済研究所図書館デジタルアーカイブス (Digital Archives, IDE-JETRO Library)
http://www.ide.go.jp/Japanese/Library/Dl

『旧植民地関係機関刊行物総合目録』等を編纂した経験や所蔵資料を生かし、戦前日本の中国研究や資料の所在情報データベースを構築。ここから滋賀大・小樽商大図書館に接続し、資料画像をPCから閲覧可能である。この他、アジア関係フォトライブラリなどを展開しつつある。

東洋文庫 (The Toyo-Bunko)
http://www.toyo-bunko.or.jp

近年、所蔵資料のデジタル化と公開を開始。モリソンパンフレット (Morrison Pamphlet)の他、古地図、銅版画など歴史的な資料が中心である。近現代資料のデジタル化と公開がこれからの課題。

国立国会図書館デジタルアーカイブポータル ( Digital Archive Portal, National Diet Library of Japan )
http://porta.ndl.go.jp/portal/dt

アジア歴史資料センター、国立公文書館、国立国会図書館近代デジタルライブラリなどの日本の代表的なデジタルライブラリ・アーカイブの横断検索が可能。

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